研究活動

現在の研究活動

吉田研究室は,金研究室と共同して活動し,微小領域でパワーを要する作業を行う高機能マイクロロボットのため,電界により粘度が可逆的に大きく変化する機能性流体ERF(電気粘性流体)などの機能性マテリアルを応用した先進MEMS・マイクロシステムの開発を進めています.マイクロアクチュエータ,マイクロバルブ,マイクロ流体パワー源およびこれらを構成要素としたマイクロロボットの開発をMEMS技術も用いて進めています.

シリンダのように,液体の圧力で物体に動きを与えるアクチュエータは液圧アクチュエータと呼ばれます.その一種の油圧アクチュエータは,建設機械のように高いパワーを発生する大形機械で用いられています.いろいろなアクチュエータについてマイクロ化したときの最大エネルギー密度を計算したところ、液圧アクチュエータが優れていることがわかりました.

機能性流体とは,電界や磁界などの外部刺激により特有の機能を発現する流体の総称です.電界や磁界を加えると見かけの粘度が上昇するERF(電気粘性流体),MRF(磁気粘性流体),磁界に吸引される磁性流体,不均一な電界により流動が生じるECF(電界共役流体)などがあります.機能性流体の応用により,高機能な液圧マイクロアクチュエータとそれを応用したマイクロロボットの実現が期待されます.

最近の研究成果の詳細については、下記の項目を選択してご覧ください。

フレキシブルERマイクロバルブ(FERV) 交流圧力駆動多自由度ERマイクロアクチュエータシステム 高出力FIマイクロポンプ 交流電気浸透(ACEO)マイクロポンプ

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Yoshida-Kim Laboratory